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宝経 Ratana Suttaṃ(3/17偈)
スッタニパータ Suttanipāta
第二 小さな章
宝経 Ratana Suttaṃ(4/17偈)
カヤン
Khayaṃ 滅尽
ウィラーガン
virāgaṃ 離貪
アマタン
amataṃ 不死
パニータン
paṇītaṃ, 優れた
ヤダッジャガー
Yadajjhagā 所のもの・到達した
サキャムニー
sakyamunī 釈迦牟尼が
サマーヒトー
samāhito; 禅定
[日本テーラワーダ協会訳]
釈迦牟尼が到達されし禅定は、煩悩の滅尽、離貪、不死の境地で、優れたるものなり。
[中村元訳]
心を統一したサキヤムニは、(煩悩の)消滅・離欲・不死・勝れたものに到達された。
[正田大観訳]
〔心が〕定められた方であるサキャ〔族〕の牟尼(釈迦牟尼)が到達した、〔まさに〕その、不死にして妙なる滅尽と離貪〔の境処〕
ナ
Na ない
テーナ
tena それ
ダンメーネーナ
dhammena 法(禅定)
サマッティ
samatthi 同じで
キンチ
kiñci, 何であれ
[日本テーラワーダ協会訳]
その法(禅定)に等しきものあらず。
[中村元訳]
その理法と等しいものは何も存在しない。
[正田大観訳]
その法(教え)と等しいものは、何であれ、存在しない。
イダンピ
Idampi これも
ダンメー
dhamme 法が
ラタナン
ratanaṃ 宝
パニータン
paṇītaṃ; 優れた
[日本テーラワーダ協会訳]
此の法(ダンマ)が勝宝たる由縁なり。
[中村元訳]
このすぐれた宝は理法のうちに存在する。
[正田大観訳]
これもまた、法(ダンマ)における、妙なる宝である。
エーテーナ
Etena この
サッチェーナ
saccena 真実で
スワティ
suvatthi 幸せで
ホンティ
hotu. あれ
[日本テーラワーダ協会訳]
此の真実により、幸いあらんことを。
[中村元訳]
この真理によって幸せであれ。
[正田大観訳]
この真理によって、安穏有れ。
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