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16字 011-020
11[論語]
仰之彌高 鑽之彌堅、
瞻之在前 忽焉在後。
之を仰げば彌高く
之を鑽れば彌堅し、
之を瞻て前に在るかとすれば
忽焉として後に在り。
之を仰げば彌高く
之を鑽れば彌堅し、
之を瞻て前に在るかとすれば
忽焉として後に在り。
12[伝灯16]
見與師斉 師半徳減、
見過於師 方伝堪授。
見師と斉しうして師の半徳を減ず、
見師に過ぎて方に伝授するに堪えたり。
見師と斉しうして師の半徳を減ず、
見師に過ぎて方に伝授するに堪えたり。
13[普灯3]
姑蘇台畔 不語春秋、
衲僧面前 豈論玄妙。
姑蘇台畔 春秋を語らず、
衲僧面前 豈に玄妙を論ぜんや。
姑蘇台畔 春秋を語らず、
衲僧面前 豈に玄妙を論ぜんや。
14[大川]
孤峰頂上 目視雲霄、
古渡頭辺 和泥合水。
孤峰頂上 目に雲霄を視、
古渡頭辺 和泥合水。
孤峰頂上 目に雲霄を視、
古渡頭辺 和泥合水。
15[普灯17]
孤峰頂上 嘯月眠雲、
大洋海中 翻波走浪。
孤峰頂上 月に嘯き雲に眠る、
大洋海中 波を翻し浪に走る。
孤峰頂上 月に嘯き雲に眠る、
大洋海中 波を翻し浪に走る。
16[大慧9]
高々峰頂 立不露頂、
深々海底 行不湿脚。
高々たる峰頂に立って 頂を露わさず、
深々たる海底に行いて 脚を湿さず。
高々たる峰頂に立って 頂を露わさず、
深々たる海底に行いて 脚を湿さず。
17[伝灯20]
実際理地 不立一塵、
仏事門中 不捨一法。
実際理地 一塵を立せず、
仏事門中 一法を捨てず。
実際理地 一塵を立せず、
仏事門中 一法を捨てず。
18[無門禅箴]
循規守矩 無縄自縛、
縦横無礙 外道魔群。
規に循い矩を守るは無縄自縛、
縦横無礙なるは外道魔群。
規に循い矩を守るは無縄自縛、
縦横無礙なるは外道魔群。
19[黄龍]
説妙談玄 太平姦賊、
行棒下喝 乱世英雄。
妙と説き玄を談ず 太平の姦賊、
棒を行じ喝を下す 乱世の英雄。
妙と説き玄を談ず 太平の姦賊、
棒を行じ喝を下す 乱世の英雄。
20[宝鏡]
潜行密用 如愚如魯、
只能相続 名主中主。
潜行密用は愚の如し魯の如し、
只能く相続するを主中の主と名づく。
潜行密用は愚の如し魯の如し、
只能く相続するを主中の主と名づく。
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