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16字 021-035
21[南泉]
即心即仏 如兎有角、
非心非仏 如羊無角。
即心即仏 兎の角有るが如く、
非心非仏 羊の角無きが如し。
即心即仏 兎の角有るが如く、
非心非仏 羊の角無きが如し。
22[論語]
鳥之将死 其鳴也哀、
人之将死 其言也善。
鳥の将に死なんとするとき其の鳴くや哀し、
人の将に死なんとするとき其の言や善し。
鳥の将に死なんとするとき其の鳴くや哀し、
人の将に死なんとするとき其の言や善し。
23[虚堂9]
追大鵬 於藕糸竅中、
納須弥 於蟭螟眼裏。
大鵬の藕糸竅中に追い、
須弥を蟭螟眼裏に納る。
大鵬の藕糸竅中に追い、
須弥を蟭螟眼裏に納る。
24[法眼]
通玄峰頂 不是人間、
心外無法 満目青山。
通玄峰頂 是れ人間にあらず、
心外無法 満目青山。
通玄峰頂 是れ人間にあらず、
心外無法 満目青山。
25[論語]
天何言哉 四時行焉、
地何言哉 百物生焉。
天何をか言わんや 四時行われ、
地何をか言わんや 百物生ず。
天何をか言わんや 四時行われ、
地何をか言わんや 百物生ず。
26[碧巌26]
天馬駒 日行数千里、
横行竪走 奔馳如飛。
天馬駒は日に行くこと数千里、
横行竪走 奔馳飛ぶが如し。
天馬駒は日に行くこと数千里、
横行竪走 奔馳飛ぶが如し。
27[虚堂1]
天寒人寒 針頭削鉄、
滴水滴凍 画餅充飢。
天寒人寒 針頭に鉄を削り、
滴水滴凍 画餅 飢に充つ。
天寒人寒 針頭に鉄を削り、
滴水滴凍 画餅 飢に充つ。
28[詩経]
桃之夭々 其葉蓁々、
之子于帰、宜其家人。
桃の夭々たる 其の葉蓁々たり、
この子于に帰ぐ、其の家人に宜からん。
桃の夭々たる 其の葉蓁々たり、
この子于に帰ぐ、其の家人に宜からん。
29[大川]
白雲堆裏 不見白雲、
流水声裏 不聞流水。
白雲堆裏 白雲を見ず、
流水声裏 流水を聞かず。
白雲堆裏 白雲を見ず、
流水声裏 流水を聞かず。
30[山谷]
万言万当 不如一点、
百戦百勝 不如一忍。
万言万当 一点に如かず、
百戦百勝 一忍に如かず。
万言万当 一点に如かず、
百戦百勝 一忍に如かず。
31[淮南18]
非規矩 不能定方円、
非準縄 不能正曲直。
規矩に非ずんば方円を定むること能わず、
準縄に非ずんば曲直を正すこと能わず。
規矩に非ずんば方円を定むること能わず、
準縄に非ずんば曲直を正すこと能わず。
32
不萌枝上 金鳳翺翔、
無影樹辺 玉象囲繞。
不萌枝上 金鳳翺翔し、
無影樹辺 玉象囲繞す。
不萌枝上 金鳳翺翔し、
無影樹辺 玉象囲繞す。
33[五祖]
富與貴 是人之所欲、
貧與賤 是人之所悪。
富と貴とは是れ人の欲する所、
貧と賤とは是れ人の悪む所。
富と貴とは是れ人の欲する所、
貧と賤とは是れ人の悪む所。
34[無門9]
凡夫若知 即是聖人、
聖人若会 即是凡夫。
凡夫若し知らば即ち是れ聖人、
聖人若し会せば即ち是れ凡夫。
凡夫若し知らば即ち是れ聖人、
聖人若し会せば即ち是れ凡夫。
35[虚堂2]
炉韛之所 鈍鉄猶多、
良医之門 病者愈甚。
炉韛の所 鈍鉄猶多く、
良医の門 病者愈甚し。
炉韛の所 鈍鉄猶多く、
良医の門 病者愈甚し。
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