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11[論語]
朝與下大夫言 侃々如也、
與上大夫言 誾々如也。
朝にして下大夫と言うときは侃々如たり、
上大夫と言うときは誾々如たり。
朝にして下大夫と言うときは侃々如たり、
上大夫と言うときは誾々如たり。
12[後漢]
呉王 好剣客 百姓 多瘢瘡、
楚王 好細腰 宮中 多餓死。
呉王剣客を好んで百姓瘢瘡多く、
楚王細腰を好んで宮中餓死多し。
呉王剣客を好んで百姓瘢瘡多く、
楚王細腰を好んで宮中餓死多し。
13[全唐]
三日下厨下 洗手 作羹湯、
未諳 姑食性、先使小姑嘗。
三日厨下に下り手を洗って羹湯を作る、
未だ姑の食性を諳んぜず、
先ず小姑をして嘗めしむ。
三日厨下に下り手を洗って羹湯を作る、
未だ姑の食性を諳んぜず、
先ず小姑をして嘗めしむ。
14[淵明]
春水 満四沢、夏雲 多奇峰、
秋月 揚明輝、冬嶺 秀古松。
春水四沢に満ち、夏雲奇峰多し、
秋月明輝を揚げ、冬嶺古松秀ず。
春水四沢に満ち、夏雲奇峰多し、
秋月明輝を揚げ、冬嶺古松秀ず。
15[壇経]
身是 菩提樹、心如 明鏡台、
時々勤払拭、勿使惹塵埃。
身は是れ菩提樹、心は明鏡台の如し、
時々に勤めて払拭して、塵埃を惹かしむること勿れ。
身は是れ菩提樹、心は明鏡台の如し、
時々に勤めて払拭して、塵埃を惹かしむること勿れ。
16
折脚鐺 内煎猫頭 煮鴆羽、
曲木牀上 吐狐涎 鳴狼牙。
折脚鐺内猫頭を煎じ鴆羽を煮る、
曲木牀上狐涎を吐き狼牙を鳴らす。
折脚鐺内猫頭を煎じ鴆羽を煮る、
曲木牀上狐涎を吐き狼牙を鳴らす。
17[孟子]
滄浪之水清 可以濯 我纓、
滄浪之水濁 可以濯 我足。
滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし、
滄浪の水濁らば以て我が足を濯うべし。
滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし、
滄浪の水濁らば以て我が足を濯うべし。
18
朝出 芙蓉基、夕帰 芙蓉基。
宿々ニ三宿、未離 芙蓉基。
朝に芙蓉の基を出で、
夕に芙蓉の基に帰る。
宿々ニ三宿、未だ芙蓉の基を離れず。
朝に芙蓉の基を出で、
夕に芙蓉の基に帰る。
宿々ニ三宿、未だ芙蓉の基を離れず。
19[五祖]
趙州露刃剣、寒霜光焔々、
更擬問如何、分身作両段。
趙州の露刃剣、寒霜光焔々、
更に如何と問わんと擬すれば、
身を分って両段と作す。
趙州の露刃剣、寒霜光焔々、
更に如何と問わんと擬すれば、
身を分って両段と作す。
20[祖英]
徳雲 閑古錐、幾下妙峰頂、
傭他痴聖人、担雪共填井。
徳雲の閑古錐、幾たびか下る妙峰頂、
他の痴聖人を傭って、雪を担って共に井を填む。
徳雲の閑古錐、幾たびか下る妙峰頂、
他の痴聖人を傭って、雪を担って共に井を填む。
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