禅の「目線」
立っている時は「六尺」前(およそ180cm前)、座っている時は「三尺」前(およそ90cm前)に、目線を落とすように教えられているとのことです。
立っている時には「畳の縦一枚分」、座っている時には「畳の横一枚分」となります。
その位置に目線を落とした時、その眼はおのずと「半眼」となります。目が半分閉じた状態です。
カッと目を見開いていると、その全開のまなこからは情報が洪水のように流れ込んできます。いわゆる情報過多で、混乱しやすくもなります。一方の半眼というのは、適度に情報が遮断された状態ですので、より落ち着いた心を保つことができるようになります。
この「半眼」というのは、仏様のまなざしと同じものなのです。
出典:
禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本
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