2012年10月28日日曜日

100人のお陰で、食がなる。



禅では、食事が食べられることを「100人の人のお陰」と言うそうです。

というのは、お米一粒にしても100人の人たちの手を経ていると考えるからです。

稲の種籾を作る人、苗を育てる人、田植えをする人、草取りをする人、刈り入れをする人、お米を流通経路に乗せる人、販売する人、買う人、炊く人…。



「この有り難い食事をいただいていい自分なのか?」

「貪(むさぼ)りや怒り、愚かな心がないか?」

それを自問しながら、食をいただく。その心得が「五観の偈(げ)」と呼ばれるものだそうです。





出典:禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本

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