禅では、食事が食べられることを「100人の人のお陰」と言うそうです。
というのは、お米一粒にしても100人の人たちの手を経ていると考えるからです。
稲の種籾を作る人、苗を育てる人、田植えをする人、草取りをする人、刈り入れをする人、お米を流通経路に乗せる人、販売する人、買う人、炊く人…。
「この有り難い食事をいただいていい自分なのか?」
「貪(むさぼ)りや怒り、愚かな心がないか?」
それを自問しながら、食をいただく。その心得が「五観の偈(げ)」と呼ばれるものだそうです。
出典:
禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本
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