道へ道へ、1.5
第一四則
「雲門對一說」
雲門(うんもん)禅師(ぜんじ)の対一説(たいいっせつ)
【本則】
舉僧問雲門、如何是一代時教。
雲門云、對一說。
挙(こ)す。僧(そう)、雲門(うんもん)に問(と)う、「如何(いか)なるか是(こ)れ一代(いちだい)時教(じきょう)」。
雲門(うんもん)云(いわ)く、「対一説(たいいっせつ)」。
【頌】
對一說、太孤絕。
無孔鐵鎚重下楔。
閻浮樹下笑呵呵、昨夜驪龍拗角折。
別別、韻陽老人得一橛
対一説(たいいっせつ)、太(はなは)だ孤絶(こぜつ)。無孔(むく)の鉄槌(てっつい)重(かさ)ねて楔(くさび)を下(くだ)す。閻浮樹(えんぶじゅ)下(げ)笑(わら)うこと呵呵(かか)、昨夜(さくや)驪龍(りりょう)角(つの)を拗(へ)し折(お)らる。別(かくべつ)なり、別(かくべつ)なり、韻陽(じょうよう)老人(ろうじん)一橛(いっけつ)を得(え)たり。
0 件のコメント:
コメントを投稿