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先般、国体が開催せられた島根県には、歴史上有名な山中鹿之介という人がいる。
この人は34才で毛利のために毒殺されたが、滅亡した主家の尼子家を再興しようとして、何度でも毛利の大軍に向かって行く。幾度捕われの身になっても、また刃向かって行く。殺されるまで立ち向かっていく。これが武術の精神です。
勝海舟は、「日本の武士は何かというと、すぐに腹を切りたがるが、それだけではいけない。山中鹿之介の精神が大切である」と大きく彼を評価していますが、武術の根幹をなすものは、この、生きる、ということなのです。
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