2012年10月31日水曜日

不安の正体


崇山の少林寺で面壁していた達磨大師に弟子入りした「慧可」。

ある時、達磨大師にこんな悩みを打ち明けます。

「いくら修行をしても、不安でたまりません。何とかこの不安を取り除いていただけないでしょうか?」



すると達磨大師、事も無げにこう言います。

「そうか、わかった。すぐにでも不安を取り除いてやろう。その不安とやらを、ここに持っておいで」



師に「不安を持っておいで」と言われて、困った慧可。とりあえず探し回るも、どこにも見つかりません。

結局は、「不安を探したのですが、どこにも見つかりませんでした」と師に告げるより他なかった。



すると達磨大師、「さぁ、これでお前の不安は取り除けた」。

ちゃんちゃん。



慧可という人は、この言葉に得心し、のちに禅の二祖となったとのこと。





出典:禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本

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